浄水器の種類と選び方

水道直結ウォーターサーバー
ウォータースタンドのある暮らし

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浄水器をつけるタイミングは、引っ越しや新築、リフォームのタイミング、飲み物や料理によりおいしいお水をと考える方に多いのではないでしょうか。

ここでは、たくさんの浄水器の中から、どうやって選べばよいのか悩まれている方へ、浄水器の種類と選び方のポイントをご紹介しています。

浄水器の種類と選び方
  1. 浄水器の目的とメリット
  2. 浄水器の種類と特徴
  3. 浄水器のフィルター(ろ材)の種類と特徴
  4. まとめ~浄水器選びのポイント

浄水器の目的とメリット

浄水器の目的

浄水器は、水道水をよりおいしく安心して飲むための手段として、水中に含まれる残留塩素やトリハロメタンなどを取り除くことが目的で使われています。

浄水器のメリット

浄水器を使うと、水道水特有のカルキ臭やカビ臭といった、気になるにおいが雑味を抑え、安心しておいしいお水が手軽に利用できるようになります。

ペットボトルのお水や宅配水を、その都度購入し、補充する手間がなくなります。また、プラスチックごみが出なくなることで環境にも貢献できるという点がメリットと言えます。

浄水器の目的とメリット

浄水器の種類と特徴

浄水器の種類は大きく分けると、6つに分けられ、それぞれの特徴や除去能力、価格帯などは浄水器によって異なります。

ウォータースタンドは「ウォーターサーバー型浄水器」に該当します。

浄水器の種類
浄水器の種類

ウォーターサーバー型

水道水を利用した浄水型ウォーターサーバーで、水道直結・給水型があります。

  • サーバー内の浄水フィルターで水道水をろ過する
  • 機種により冷水・温水機能あり
  • フィルターの寿命が長い(交換回数が少ない)
除去能力
浄水物質対象の17物質除去
カートリッジ交換
約6ヵ月~1年に1回
価格帯
約2,000~6,000円/月(レンタル定額制)

据置型(シンクトップ)

据置型(シンクトップ)浄水器

シンク上に本体を置くスペースが必要。高機能なものが多く、工事の必要なく設置できます。

  • お湯や水と同時に浄水が使える
  • シンク下に場所をとらない
  • アルカリイオン水を生成できるものがある
  • 水栓一体型に比べると価格はやや高め
除去能力
浄水物質対象の17物質除去
カートリッジ交換
約6ヵ月~1年に1回
価格帯
約2,000~6,000円/月(レンタル定額制)

アンダーシンク型(ビルトイン型)

アンダーシンク型(ビルトイン型)浄水器

キッチンの下に浄水器を取り付けるもので、キッチン回りがスッキリ。

飲み水や料理など使用したい場合に適しています。

  • シンク周りがスッキリ
  • カートリッジの容量が大きいので、ろ過流量が多い
  • 原水と浄水の切り替えが必要
  • 水栓一体型に比べると価格はやや高め
除去能力
浄水物質対象の13物質除去(メーカーによる)
カートリッジ交換
約1年に1回
価格帯
約100,000~200,000円

蛇口直結型

蛇口直結型 浄水器

蛇口の先端に浄水器本体を直接取り付けて使用するもの。値段も手ごろで簡単に取り付けができます。

  • 蛇口に直接取り付けるため設置が簡単
  • 一番多く使われている浄水器で手軽で安価
  • ろ過流量が少ない
  • カートリッジの寿命が短く、交換回数が多い
除去能力
浄水物質対象の13物質除去(メーカーによる)
カートリッジ交換
約3~6ヵ月に1回
価格帯
約2,000~10,000円

水栓一体型

水栓一体型 浄水器

水栓に浄水カートリッジが内蔵されたタイプで、蛇口部分がホースになって取り出せ、シャワー引き出し式の蛇口タイプが多いです。

  • カートリッジ交換が簡単。先端のレバーで、原水・浄水が切り替えられる
  • シンクまわりもシンク下の収納もスッキリ使える
  • ろ過流量が少ない
  • カートリッジの寿命が短いので、交換頻度が多い
除去能力
浄水物質対象の5~12物質除去(メーカーによる)
カートリッジ交換
約3~4ヵ月に1回
価格帯
約20,000~70,000円

ポット・ピッチャー型

ポット・ピッチャー型 浄水器

給水栓とつながずに持ち運びできる浄水器で、冷蔵庫に冷やすこともできます。

  • 持ち運びに便利
  • 使い方が簡単で手入れがしやすい
  • デザインやカラーが選べてコンパクト
  • カートリッジの寿命が短いので、交換頻度が多い
  • ポット内の水は早めに飲みきらないと雑菌が繁殖しやすい
除去能力
浄水物質対象の9物質除去(メーカーによる)
カートリッジ交換
2~3ヵ月に1回
価格帯
約3,000~6,000円

浄水器のおすすめ!
ウォータースタンド

水道直結 浄水ウォータースタンド アイコン

ウォータースタンドは、浄水器とウォーターサーバーのいいとこ取りをしたウォーターサーバーです。

冷水・温水も出るうえ、面倒なフィルター交換やメンテナンスもレンタル料金に含まれているので安心です。

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浄水器のフィルター(ろ材)の種類と特徴

浄水器のろ材

日本の浄水器で主に使われるろ材は、活性炭フィルターやろ過膜フィルター、RO(逆浸透膜)フィルターなどがあり、それぞれ除去できる物質が異なります。

一般的な浄水器は、複数のろ材を組み合わせて使用しているものが多いです。

フィルター名 ろ材の種類 除去物質
活性炭フィルター 粒状、粉状、繊維状およびブロック状にした活性炭 有機物、カルキ臭などを取り除く
ろ過膜フィルター ろ過膜(0.4~0.01ミクロンの穴のあいた中空糸膜、平膜など) 残留塩素や有機物を取り除く。
活性炭などと組み合わせて、幅広い除去物質に対応している
RO(逆浸透膜膜)フィルター ろ過膜式で用いられる膜よりも、さらに小さな穴のあいた膜に圧力をかけて水を通過させ、いわば水と不純物を分離する 水分子以外の不純物をほぼ取り除く

ろ過流量(水の勢い)

ろ過流量*は、時間当たりの体積量が少ない(浄水スピードがゆっくり)方が浄水能力は高く、多いと低くなる傾向があります。

たとえば、ポット型浄水器はゆっくりと時間をかけて浄水します。

ひとつの蛇口で浄水と原水を切り替える水栓一体型では、蛇口の開き方次第で浄水の勢いも増しますが、勢いよく通すほど不純物のキャッチが追いつかなくなり、フィルター(ろ材)の性能が発揮されにくくなります。

*浄水器の浄水能力を図る際に流した、1時間当たりの体積量のこと。

高機能浄水で選ぶなら
ウォータースタンド

水道直結 浄水 ウォータースタンド ネオス2

お水は毎日飲むものだから、価格も機能性の高い浄水器でありながらコストもかからない浄水器を選びたいものです。

常温水のみのウォータースタンドなら浄水器と同じように使えます。

まとめ~浄水器選びのポイント

あまりコストがかけられないという人も「単に安いから」という理由で選ぶのではなく、価格と浄水効果を見極めて選ぶことが大切です。 浄水器の交換カートリッジの価格や回数が多いほど、定期的に発生するランニングコストとなります。

取付けタイプで選ぶ

手軽に浄水器を利用したい人は「蛇口直結型」「据え置き型」「ポット(ピッチャー)型」などを選び、新築やリフォームの工事と同時にキッチンを快適に使いたい方には「浄水型ウォーターサーバー」や「アンダーシンク型」をおすすめします。

カートリッジフィルターの寿命(交換頻度)で選ぶ

水道水をろ過するためのカートリッジフィルターは浄水器の性能によっても交換期間が異なるため、交換を手間に感じる人は、自己管理しやすい浄水型のウォーターサーバーをおすすめします。

コストで選ぶ

初期費用と交換フィルター代を考えて選ぶようにしましょう。 よりしっかりした浄水効果を求めるのであれば、高額な浄水器も選択肢の一つです。

除去物質数で選ぶ

浄水器の製品によって除去できる物質や除去できる物質数は異なります。 浄水器のろ過能力を確認して、除去率の高いものを選ぶ。

ウォータースタンド 製品ラインナップ ウォータースタンド 製品ラインナップ
参考
  • 一般社団法人 浄水器協会http://www.jwpa.or.jp/ro/index.html
  • 消費者庁「浄水器」https://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/household_goods/guide/zakka/zakka_34.html
  • 千葉県営水道 https://www.pref.chiba.lg.jp/suidou/keikaku/oishii2/qa/qa09.html

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