高齢者の熱中症対策と水分補給

ウォータースタンドのある暮らし

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熱中症の救急搬送患者のおよそ半数が65歳以上の高齢者です。高齢になればなるほど唾液の分泌量が減るため、のどの渇きを感じにくくなってしまい、「水分補給が大事なことはわかっているけどなかなか水を飲み続けられない」という人が多いそうです。高齢者の熱中症対策を考えるうえでは、特に意識的に水分を摂る必要があります。

  1. 熱中症弱者
  2. 熱中症になる高齢者
  3. 水分補給の目安
  4. 時間を決めて水分補給
  5. 脱水症のサイン
  6. 脱水時の経口補水液
  7. 周囲が飲む量を把握してあげましょう
  8. 持病によっては水の飲みすぎに注意が必要

熱中症弱者

体重に占める体液(水分)の割合は、乳児が約80%で成人が約60%です。年齢が進むにつれて体の水分量は減少するので、高齢になると約50%まで減少するといわれています。体の水分量の割合が低いほど、熱中症の初期段階である脱水症にかかりやすくなります。
脱水症になると汗をかきにくく体温調整が難しくなり、放置していると熱中症へと進行してしまいます。「熱中症弱者」と高齢者がいわれるのはそのためです。

熱中症弱者

熱中症になる高齢者

ある介護職員の話によると、締め切った部屋にいる人、冷えるからとエアコンや扇風機ををつけずにいる人、長袖を着用している人が熱中症になる人の特徴として共通しているようです。また、内服薬の中には脱水になりやすいものもあるので注意しましょう。
熱中症の症状は短時間で刻々と変化していくので「おかいしな」と気づいたときに、周囲の人が早めに対処すれば、重症化を避けることができます。

水分補給の目安

脱水の予防にはどのくらい飲めばよいのでしょうか。 1日のあいだに、尿と便から約1.5L、皮膚や肺・汗などから約1Lの、合計で約2.5Lもの水分が失われてしまいます。
それらを補うためには代謝によって作られる水分0.3Lのほか、飲み物で1.5L、食べ物で0.8Lの水分摂取が必要になってきます。500mlのペットボトル2本半分ほどのお水を毎日飲み、いつも通りの食事量を維持することが大切です。

水分補給の目安

時間を決めて水分補給

脱水の予防にはどのくらい飲めばよいのでしょうか。 1日のあいだに、尿と便から約1.5L、皮膚や肺・汗などから約1Lの、合計で約2.5Lもの水分が失われてしまいます。
それらを補うためには代謝によって作られる水分0.3Lのほか、飲み物で1.5L、食べ物で0.8Lの水分摂取が必要になってきます。500mlのペットボトル2本半分ほどのお水を毎日飲み、いつも通りの食事量を維持することが大切です。

時間を決めて水分補給

脱水症のサイン

脱水症のサインは原因不明の発熱や急な体重減少です。7日以内に体重の4%を超える減少が目安で、50キロの人なら2キロ以上となります。 以下の症状があれば脱水症が疑われます。

  • ・手が冷たい
  • ・腕などの皮膚をつまみ、その形から3秒以上戻らない
  • ・わきの下が乾いている

このような場合はお水やお茶ではなく、体に吸収されやすい塩分と糖分が調整されている経口補水液を摂りましょう。

脱水時の経口補水液

人間の体液はおもに水と塩でできていますが、日本人は食事で塩分が摂れているので、ふだんの水分補給では塩分は必要ないといわれています。ですからふだんの飲みものはお水や麦茶で十分です。ただしお酒やコーヒー、栄養ドリンクなど利尿作用の高い飲み物は避けましょう。スポーツドリンクもよいのですが、飲み続けるには糖分・高カロリーが難点です。
ただし、大量の汗をかいたときや脱水症になっている場合は水分とともに塩分摂取が必要になってきます。この場合には点滴と同じ成分である経口補水液を摂り、ただちに涼しい場所に移動して体を冷やしましょう。

周囲が飲む量を把握してあげましょう

高齢の方は水分補給に消極的な傾向にあります。夜中にトイレに行くのがおっくうだったり、介護者の手を煩わせるのをためらうからです。 特に就寝前に水分を摂っていないと、睡眠中に体が水分不足になって血液がドロドロになってしまい、脳梗塞や心筋梗塞を起こす危険性が高まります。 一緒に住むご家族やヘルパーが声かけをして、飲んだ水分量を把握してあげてください。
お水より経口補水液のほうが体への吸収がよく、利尿作用を抑えることできるといわれています。夜中のトイレに不安がある方には、就寝前の水分補給に経口補水液をすすめると安心できるかもしれません。

持病によっては水の飲みすぎに注意が必要

熱中症予防のために意識して水を飲みすぎてしまうと、心臓や腎臓に持病がある方は代謝しきれずにむくみが出たり、持病がさらに悪化する危険があります。かかりつけのお医者さんと相談し、適切な量を決めて無理のない範囲で水分補給をするようにこころがけてください。

参考文献

  • 「ミネラルウォーター活用術」
  • 「体をつくる水、壊す水」
  • 「コップ1杯からのミネラルウォーター活用術」

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