食物アレルギーと離乳食の進め方
ウォータースタンドのある暮らし
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食物アレルギーは1歳以下の乳児に多く、赤ちゃんの10人に1人が発症していると言われています。
ここでは、離乳食を進める上で知っておきたい食物アレルギーに関する注意点をご紹介します。

食物アレルギーとは?
食物アレルギーとは、特定の食べ物に含まれるアレルギーの原因となる物質を食べたときに、体にさまざまな食物アレルギーの症状が現れる状態のことです。
食物アレルギーは、口にしたものだけでなく、吸入や皮膚接触、注射などの経路からも発症することがあります。
ただし、症状がなければ食物アレルギーとは言えないため、血液検査のみでの判断は禁物です。

離乳食で注意したい食材と与え方
食物アレルギーを起こしやすい主な食材
乳幼児期に食物アレルギーを起こしやすい食品の多くは、特定原材料8品目と、それに準ずる20品目です。
食物アレルギーは遺伝的要素が多くあると言われています。
- 特定原材料8品目(表示義務あり)
- 卵、乳、小麦、そば、落花生、えび、かに、くるみ
※2023年6月より、くるみが特定原材料に追加されました。 - 特定原材料に準ずる20品目(表示が推奨されている)
- いか、あわび、いくら、さけ、さば、りんご、もも、キウイフルーツ、オレンジ、バナナ、大豆、やまいも、ゼラチン、牛肉、豚肉、鶏肉、ごま、カシューナッツ、マカダミアナッツ、アーモンド
赤ちゃんに初めて離乳食を与えるときは?

離乳食を初めて食べさせる場合は、スプーン1杯から始め、赤ちゃんの様子を観察しましょう。
しばらく食べさせて問題がないようであれば1杯ずつ増やしていきます。
アレルギー反応が起きた場合を考え、かかりつけの病院が空いている平日の午前中に離乳食を与えることをおすすめします。
- 赤ちゃんの体調のいいとき
- 初めて食べるものは少量(ひとさじずつ)から
- 月齢に合った新鮮な食材を選ぶ
- 消化しやすくするため、十分に加熱する
- ベビーフードの活用
アレルギーを起こしやすいとされる特定の食品については、特に慎重に進める必要があります。食事記録をつけ、症状が出たらすぐに医師に相談しましょう。
口腔アレルギー症候群
生野菜や果物・大豆(主に豆乳)などを食べたあとに、唇、口、喉の奥、耳のかゆみや腫れ、痛みなどの症状が出ることを「口腔アレルギー症候群」と言います。
生野菜や果物に含まれるアレルゲンは花粉症のアレルゲンと構造が似ているため、花粉症の人が生野菜や果物を食べると口腔アレルギー症候群を発症することがあります。
食物アレルギーがあるとわかったら?

食物アレルギーがあると医師から診断されたら、症状が出る原因となる食物を「必要最低限」除去する必要があります。
子どものアレルギーは症状がずっと続くわけではなく、体力や免疫力がつく学童期には約80~90%の割合で自然と治るケースが多いようです。
むやみに食べ物を避けていてもアレルギーを防ぐことはできないので、アレルギーに対して正しい知識をもち、不安な場合は医師に相談するようにしましょう。
水道水によるアレルギー
水道水の塩素とアトピー性皮膚炎の関係

アトピー性皮膚炎の原因として疑われているのが、水道水に含まれる塩素です。
水道水には、安全性を保つために塩素が含まれています。
水道法では、残留塩素の濃度が0.1mg/L以上になるように定められており、健康に悪影響はないとされています。
水道水に含まれる塩素が、アトピー性皮膚炎の直接的な原因ではありませんが、免疫力の低い人やアレルギー体質の人は、水道水に含まれる塩素が肌荒れなどの症状を悪化させることがあります。
塩素を除去した水

妊娠中から授乳期の水分補給は、母親と赤ちゃんの健康にとって非常に重要です。
特に、飲む水の質には注意が必要です。
水道水の塩素や不純物が気になる場合は、ウォータースタンドのような浄水型ウォーターサーバーを利用すれば、いつでも手軽に浄水を飲むことができます。
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埼玉県Hさん
子どもが小さい時、ウォータースタンドは、粉ミルクの調合に欠かせませんでした。あってよかった便利グッズNo.1です。
もちろん料理でお水が必要な時、お米を炊く時も欠かせません。
常温水も出てくるので、薬を飲む時にも利用しています。

埼玉県Kさん
温水の温度を用途に合わせて選べる点が便利で、朝は70℃、コーヒーや紅茶を飲みたいときは90℃にするなど、使い分けています。
子供が産まれてからはミルクの温度調節もしやすく、離乳食の時は特に助かりました。
まとめ
食物アレルギーとは、特定の食品に含まれるアレルギーの原因物質を摂ることで、体にさまざまな症状が現れるアレルギーです。
アレルギーをおこしやすい具体的な食材を知り、初めて赤ちゃんに食べさせるときは少量から始め、変化がないか観察しましょう。
授乳期はいつも以上に水分摂取量が増えるため、アレルギーのリスクを減らすには、できるだけ塩素が除去された水を飲むことをおすすめします。
- 参考
-
- 「はじめての離乳食」上田 玲子 (監修)主婦の友社
- 「アレルギーのない子にするために1歳までにやっておきたいこと15」古賀 泰裕 (著)毎日新聞出版
- キレイライフプラス「離乳食で気をつけたいアレルギーについて」http://www.kireilife.net/
- 厚生労働省、2019年改訂版「保育所におけるアレルギー対応ガイドライン」https://www.mhlw.go.jp/content/000511242.pdf
- 消費者庁「加工食品の食物アレルギー表示ハンドブック」https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/food_sanitation/allergy/assets/food_labeling_cms204_210514_01.pdf


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