水1カップは何cc(ml)?料理で迷わない計量カップの疑問と正確な測り方を解説
ウォータースタンドのある暮らし
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水1カップは何cc (ml)?料理中にレシピを見て誰もが一度は疑問に感じるのではないでしょうか?
この記事では、1カップが何ccかを分かりやすく解説し、さらに役立つ計量のコツをご紹介します。

1カップは何cc?計量カップの基礎知識
日本で一般的に使用されている計量カップは、「標準計量カップ」と呼ばれ、1カップ=200cc(ml)が基本です。
料理レシピでよく出てくるカップでの表記は、この基準を採用しています。
1カップの基準と単位の解説
日本の一般的な計量カップの単位は2つありますが「㏄」と「ml」は同じです。
ccとは体積を表す単位で、「cubic centimeter(立方センチメートル)」の略称、ml(ミリリットル)は1リットルの1,000分の1を表す言い方で、1cc=1mlとなります。
料理に使う「カップ」は200cc
料理レシピの表記に「1カップ」とあれば、200ccの計量カップを使いましょう。
- 1カップ=200 cc(ml)
- 3/4カップ=150 cc(ml)
- 1/2カップ=100 cc(ml)
- 1/4カップ=50 cc(ml)
注意が必要な「例外」の計量カップ
お米の計量カップ
お米は「合(ごう)」で量を表し、米1合は液体に換算すると180cc(ml)に相当します。
そのため、米用の計量カップは料理用の200ccのカップとは量が異なるので、混同しないよう注意しましょう。

海外の計量カップ
海外のレシピや海外製の計量カップを使用する場合、日本の基準とは容量が異なります。
アメリカでは1カップは240 cc(ml)、カナダやイギリスなどでは1カップ250 cc(ml)となっています。 海外製の計量カップを買う場合は、その容量をよく確認しておくことが大切です。
また、海外のレシピを見て料理やケーキを作る場合にも同様に、1カップの量を必ず確かめてください。
計量カップがない時の対処法
計量カップがない時や、少量を細かく調整したい時は、計量スプーン(大さじ・小さじ)で代用できます。
基本の換算量を覚えておくと、どんな計量器具でも正確に量れるようになり便利です。
- 大さじ1:15cc
- 小さじ1:5cc
水200ml計る場合の換算法
1カップ=大さじ13杯+小さじ1杯
計算の根拠
大さじ13杯:15cc×13=195cc
小さじ1杯:5cc
合計:195cc+5cc=200cc
1カップでも水・調味料・粉類では重さが違う
計量カップは体積(空間を占める大きさ)をはかるための道具で、「1カップ=200cc(ml)」はあくまで体積の基準です。
体積と重量は異なるため、同じ1カップ(200cc)であっても、はかる食材によって重さ(g)は異なります。
液体:わずかな誤差はあるが比較的近い
酒や酢、牛乳などの液体は、比較的1cc=1gのものが多い傾向があり、体積と重量が一致しやすいといえます。
しょうゆやソースなど粘度のある液体では、わずかに誤差が生じることがあります。

液体の重量(一例)
- 水:200cc=200g
- 酒:200cc=200g
- 酢:200cc=200g
- 牛乳:200cc=210g
- しょうゆ:200cc=230g
- ウスターソース:200cc=240g
粉類:液体より軽く、種類による差が大きい
粉類は、粒子の間に空気が多く含まれるため、液体と比べて軽くなる傾向があります。
特に粒子が大きく空気を含みやすい生パン粉は、薄力粉と比べても半分以下の重量になります。
お菓子作りなど、分量が繊細な料理では、体積ではなく、キッチンスケールを使った正確な重量で計量するようにしましょう。

粉類の重量(一例)
- 片栗粉:200cc=130g
- 薄力粉:200cc=110g
- 生パン粉:200cc=40g
調味料:粒子密度や湿度で重さが変わる

塩や砂糖などの調味料も、粒子(粒の大きさ)の密度や、湿度の影響で同じ1カップでも重さが変わってきます。
例えば、粒子が小さい塩は、砂糖よりも同じ体積に多く詰め込まれるため重くなります。
計量ミスを防ぎ、料理の味わいを安定させるためには、計量カップやスプーンを使うよりも、キッチンスケール(はかり)で正確に重さを量るのが適しています。
調味料の重量
- 塩:200cc=240g
- 砂糖:200cc=130g
計量カップで正確に200ccを計るための4つのコツ
計量カップは手軽で便利なツールですが、使い方によっては誤差が生じ、料理の仕上がりに影響を与えてしまいます。
正確に計るために、以下の4つのコツを実践し、正確に200ccをはかりましょう。
計量カップは必ず水平な場所に置く
手に持ったままで計量すると、カップが傾き、目盛りの読み取りに誤差が生じます。
必ずキッチンカウンターやテーブルなど、安定した平らな場所に計量カップを置き、傾きがない状態で計量を行いましょう。
目盛りは目の高さでの真横から確認する
計量する際、立ったまま上から覗き込むと、液面が実際よりも多く見えてしまう(メニスカス現象)など、計測ミスにつながります。
計量カップを水平な場所に置いた後、目線の高さを目盛りに合わせて真横から液面(または粉の表面)を読み取りましょう。
使用前にカップが清潔か確認する
正確に量を測るには、計量カップが清潔であることが不可欠です。
前に使った調味料や粉が残っていると、正確な計量を妨げます。特に油分などが付着していると液体をはじいてしまうため、使用前には必ずサッと洗い、乾いた清潔な状態で使い始めましょう。
粉末は隙間をなくして「すり切る」
お菓子やパン作りで粉末を計量する場合、ダマや空気の隙間ができやすく、正確な量が測りにくいという問題があります。
- あらかじめダマを潰し、カップに入れます。
- 左右に軽く振ったり、調理台に軽くトントンと2~3回落としたりしてならします。
- 最後に、箸やヘラなどの平らなもので表面をすり切り、余分な粉を取り除いてから目盛りを確認しましょう。

計量カップの素材と特徴を理解して使い分け
計量カップにはプラスチック製、ガラス製、ステンレス製などさまざまな種類があり、計量機能自体は変わりませんが、使いやすさや耐久性、耐熱性、目盛りの見やすさなどが異なります。
プラスチック製
メリット
- 軽くて扱いやすく、落としても割れにくいです。
- 上から目盛りが見えるタイプなどデザインの種類も多く、安価で手に入りやすいです。
デメリット
- 耐熱プラスチックでなければ電子レンジや熱湯の計量はできません。
- ニオイや色が移りやすいです。傷がつきやすく、目盛りが消えることがあります。
ガラス製
メリット
- 耐熱性が高いため、熱湯や電子レンジに対応しています。
- 温かい料理や飲み物の計量に適しています。丈夫で傷つきにくく、透明で目盛りが確認しやすいです。
デメリット
- プラスチック製に比べてやや重いです。落とすと割れるリスクがあります。
ステンレス製
メリット
- 高い耐熱性と低い温度にも強く、幅広い温度帯で使えます。丈夫で劣化しにくく、ニオイや色が移りにくい素材です。
デメリット
- 中身が透けて見えないため、慣れていない人は計りづらいです。
- 電子レンジでの使用はできません。また、強い衝撃によって変形することがあります。

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途中で止めるのも追加で出すのも、デジタル表示で水量が分かるため、快適で時短になります。
※抽出される水の量は使用環境によって差が生じる場合があります。

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