マイクロプラスチックとは?原因・影響・家庭でできる対策を解説
ウォータースタンドのある暮らし
更新:
執筆:ウォータースタンド
マイクロプラスチックとは、一般に5mm以下の微細なプラスチック類のことです。※1
身近なプラスチック製品からどのように発生し、なぜ環境問題として注目されているのか、気になる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、マイクロプラスチックの種類や発生原因、海洋生物や人体、水道水との関係について、現時点で分かっていることを整理しながら、家庭でできる対策までわかりやすく解説します。
この記事で分かること
- マイクロプラスチックの意味・サイズ感
- 発生する主な原因(一次・二次の違い)
- 海洋生物・人体、水道水への影響
- 家庭で今日からできる対策
マイクロプラスチックとは?身近な製品にもあった発生源
マイクロプラスチックとは、一般に5mm以下の微細なプラスチックを指し、発生の経緯によって「一次マイクロプラスチック」と「二次マイクロプラスチック」に分類されます。
一次マイクロプラスチック
劣化によってではなく、製品として意図的に製造された微細なプラスチックです。
かつては洗顔料や化粧品に、粒子状の「マイクロビーズ」として使用されていました。※2
非常に小さいため、いったん環境中に流出すると回収が難しいという特徴があります。ほかにも、プラスチック製品の原料として使われる米粒大の「レジンペレット」も一次マイクロプラスチックに含まれます。
二次マイクロプラスチック
ペットボトルやレジ袋、ストローといった身近な大きなプラスチック製品が、環境中に放置され、紫外線や波、砂などの影響で劣化・崩壊し、5mm以下の細片になったものです。
日本の沿岸では、一次マイクロプラスチックよりも、この二次マイクロプラスチックの方が多いとの指摘があります。※3
なかでも、製品の破片は、洗濯時に発生する繊維よりも多いとされています。
毎日何気なく使っていたものが、自然の力で細かく砕かれ、姿を変えて海へたどり着く。マイクロプラスチック問題は、遠い海の話ではなく、私たちの身近な生活から始まっている問題なのです。
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マイクロプラスチックが問題視されているのはなぜ?
プラスチックは、軽く、丈夫で、安価に大量生産できる画期的な素材として、過去数十年のあいだに世界中で爆発的に普及しました。
【主なプラスチックの種類と用途】
| 種類 | 主な用途 |
|---|---|
| ポリエチレン(PE) | バケツ、洗剤ボトル、レジ袋、ラップなど |
| ポリプロピレン(PP) | ストロー、ペットボトルキャップ、文具、医療器具など |
| ポリスチレン(PS) | ハンガー、食品用トレイ、プリンターなど |
| ポリエチレンテレフタレート(PET) | ペットボトル、卵パック、包装フィルム、衣類の繊維など |
| アクリル樹脂(PMMA) | 食器など |
適切に処理されず環境中に流出したプラスチックは、すぐに自然分解されるわけではありません。太陽光や風、波などの影響を受けて劣化・細片化し、マイクロプラスチックなどの微細なプラスチックとして環境中に残ることがあります。
世界では、5mmより小さなマイクロプラスチックだけでも、年間数百万トン以上が海洋に流出していると推計されています。※4
これがマイクロプラスチック問題の根本にある構造です。
海洋生物や人体への影響、水道水との関係は?
マイクロプラスチックが及ぼす影響については、現在もさまざまな調査や検討が続けられています。海洋生物がマイクロプラスチックを取り込むことによる影響などが調べられているほか、マイクロプラスチックに含まれる添加剤や、環境中で表面に吸着した化学物質などが、生物や人の健康にどのような影響を及ぼすのかについても研究されています。
私たちが毎日飲む水道水についても、マイクロプラスチックが検出されることがあります。
WHO(世界保健機関)は2019年の評価で、当時得られていた情報に基づき、飲料水中のマイクロプラスチックによる健康リスクは低いとしています。一方で、飲料水中のマイクロプラスチックに関するデータは限られており、健康への影響をより正確に評価するためには、さらなる検討が必要とされています。※5
人体への影響や最新の研究データについて、さらに詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
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日常生活でできる減らし方
マイクロプラスチック問題の解決には、個人と企業が協力して、プラスチック製品の使用量そのものを減らし、リサイクルを徹底する取り組みが欠かせません。
- マイボトルやマイバッグを持ち歩き、使い捨てプラスチックを減らす
- プラスチック包装の少ない商品(量り売りや紙パッケージなど)を選ぶ
- リサイクルできるものは、ルールに従って正しく分別して捨てる
「ペットボトル1本を買うのを我慢する」という小さな行動でも、毎日の積み重ねと多くの人の参加があれば、大きなプラスチック削減につながります。
浄水型ウォーターサーバーでできる対策も紹介
「毎日ペットボトルの水を買ってごみを増やすのも…」という方には、浄水型ウォーターサーバーの導入が一つの解決策になります。
浄水型ウォーターサーバーとは、水道水をサーバー内のフィルターでろ過して使うタイプのウォーターサーバーです。あらかじめボトルに詰められた水を配送してもらうタイプとは異なり、家庭の水道水を使ってろ過するため、次のような対策につながります。
- マイボトルに直接給水し、ペットボトル飲料の購入頻度そのものを減らす
- 家庭内で発生するペットボトルなどの使い捨て容器のごみを減らす
- 必要なときに給水できるため、ペットボトル飲料を都度購入する機会を減らす
プラスチックそのものを家庭でなくすことは難しいものの、ペットボトルなどの使い捨てプラスチック製品の使用量を減らすことは、プラスチックごみの発生抑制につながります。
ウォータースタンドは、水道水をろ過して使う浄水型ウォーターサーバーです。マイボトルにウォータースタンドの水を補充して持ち歩けば、ペットボトルに頼りすぎず、外出先でも手軽に水分補給ができます。
プラスチックごみ削減への第一歩として、ライフスタイルに取り入れてみてはいかがでしょうか。
よくある質問
Q1. マイクロプラスチックは体に害があるのですか?
WHOが2019年に公表した評価では、現時点で得られている情報から、飲料水中のマイクロプラスチックによる健康リスクは低いとされています。一方で、研究にはまだ不確実性があり、さらなる調査が必要とされています。
Q2. 家庭で今すぐできる対策はありますか?
マイボトル・マイバッグの活用、使い捨てのプラスチック製品(ストローやカトラリーなど)を断る、プラスチック包装の少ない商品選び、正しい分別・リサイクルが基本かつ効果的な対策です。
Q3. マイクロプラスチックを完全に避けることはできますか?
水道水だけでなく、大気中や食品などにも微小な形で存在しているため、現在の生活環境で、体内へのマイクロプラスチックの取り込みを完全になくすことは難しいと考えられます。だからこそ、社会全体でこれ以上の「発生源を減らす」行動を積み重ねることが求められています。
まとめ:環境のためにマイボトルを持ち歩こう
プラスチック製品は私たちの生活を豊かにしてくれますが、一方で大量のごみを生み出し、自然環境に大きな負荷をかけています。
マイボトルを持ち歩くことは、ペットボトルの購入を減らし、ペットボトルなどの使い捨て容器の使用を減らすために、日常生活の中で取り組みやすい方法の一つです。できることから少しずつ行動を積み重ねることが、プラスチックごみの削減につながります。
- 参考文献
-
- 磯辺篤彦『海洋プラスチックごみ問題の真実』化学同人
- 枝廣淳子『プラスチック汚染とは何か』岩波書店
- お子さんと一緒に学びたい方へ
-
- 高田秀重・WWFジャパン(著)『地球が危ない!プラスチックごみ』汐文社
- 保坂直紀『海のプラスチックごみ調べ大事典』旬報社
- ジョージア・アムソン=ブラッドショー(著)『プラスチックプラネット』評論社
ウォータースタンドの
取組み
ウォータースタンド株式会社(以下当社)は、本社周辺の美化活動をはじめ、 全国の営業所単位で地域に根ざしたクリーン活動を継続的に実施しています。
海岸や河川敷での清掃活動(ビーチクリーン)にも積極的に取り組み、 プラスチックごみの削減と環境保全に貢献しています。
当社はマイボトルに給水することで使い捨てプラスチックボトルを削減する「ボトルフリープロジェクト」を、全国の地方公共団体・教育委員会と推進しています。
また、マイボトル利用の重要性を伝えるため、学校や自治体と連携した出前授業を実施し、環境問題への理解促進にも取り組んでいます。
今後も自治体や地域の事業者と連携し、引き続きSDGsの達成と環境問題の解決に向けて取り組んでまいります。
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