ゆで卵は水から?お湯から?失敗しないためには沸騰してから何分?

ウォータースタンドのある暮らし

作成:

ゆで卵を水から作る際は、沸騰してから何分茹でるべき?知っているようで意外に知らないゆで卵の作り方、沸騰後の正確な時間と茹でた後のコツを紹介。

ゆで卵のゆで時間

「ゆで卵は簡単」と言われるのに、「殻がきれいにむけない」「半熟のつもりが固ゆでだった」などの失敗が多いですよね。その最大の原因は、「沸騰後の正確な加熱時間」と「茹で上がりの処理」という、成功のカギを握る2つのポイントの誤解かもしれません。

この記事では、理想のゆで卵を作りたいあなたのために、失敗が少なく初心者にもおすすめの「水から茹でる」方法をご紹介します。

  1. 理想の黄身別!沸騰後の加熱時間早見表
  2. 「水から茹でる」と「お湯から茹でる」どちらがおすすめ?
  3. 失敗しない!水から茹でる基本のステップ(準備~沸騰まで)
  4. 理想の固さを実現する「時間」と「黄身」の法則
  5. 完璧なゆで卵の仕上げは「冷水」にあり!
  6. ゆで卵に関するQ&A
  7. まとめ:3つのコツとウォータースタンド活用でゆで卵作りがもっと楽しく!

理想の黄身別!沸騰後の加熱時間早見表

理想のゆで卵を作る秘訣は、水が沸騰した瞬間から計る「正確な加熱時間」にあります。

<加熱時間早見表>

黄身の固さ 沸騰後からの加熱時間 用途や形状
とろとろやわらか半熟 約6〜7分 ラーメン、カルボナーラなど
黄身が固まっておらず、流れ出る状態。生に近い食感。
ねっとり半熟 約8分 味玉、サンドイッチなど
黄身の中心がねっとり、流れ出ない
標準の固ゆで 約10分 マヨネーズ和え、サラダなど
しっとりした固ゆで
しっかり固ゆで 約12分以上 長時間保存したい場合など
黄身の変色に注意

ポイント

時間(タイマー)は、水から加熱し始め、グラグラと沸騰した瞬間からセットしてください。この「沸騰後からの時間」が、成功の鍵を握ります。

ゆで卵のゆで時間一覧

「水から茹でる」と「お湯から茹でる」どちらがおすすめ?

ゆで卵の調理法には、「水から茹でる」方法と「お湯から茹でる」方法の2通りがあります。
失敗が少なく初心者にもおすすめなのは、「水から茹でる」方法です。

「お湯から茹でる」方法は時短になりますが、冷蔵庫から出した冷たい卵を使うと高確率でヒビが入ってしまいます。また、加熱開始のタイミングが難しく、微妙な火加減が要求されるため、繊細な半熟卵や黄身の色をきれいに仕上げたい場合は、温度管理のしやすい「水から茹でる」方法を選びましょう。

失敗しない!水から茹でる基本のステップ(準備〜沸騰まで)

「沸騰後の時間」が重要とはいえ、茹で始める前の準備を怠ると、ヒビ割れや殻剥き失敗の原因になります。以下の手順で準備を進めましょう。

準備の鉄則:卵を常温に戻す(ヒビ割れ防止)

冷蔵庫から出したばかりの冷たい卵を、そのまま熱湯や水に入れると、急激な温度差で殻が割れてしまいます。

理想は、茹でる30分前に冷蔵庫から取り出し、常温(約20℃)に戻しておくことです。時間がない場合は、ぬるま湯に数分つけておく方法でも代用できます。

茹でる前にひと手間:ひび割れ防止と殻剥きテクニック

完璧な仕上がりを目指すなら、茹でる前に以下のひと手間を加えることをおすすめします。

鈍端(丸い方)に穴を開ける

卵の丸い方の殻にごく小さな穴(空気抜き)を開けます。穴あけ器がない場合の注意点やコツは、記事後半のQ&Aをご確認ください。

水に「塩」または「酢」を加える

水1リットルに対し、塩を小さじ1〜2、または酢を大さじ1程度加えます。万が一ヒビが入っても、白身がすぐに固まるのを助け、中身が流れ出すのを防ぎます。

沸騰までは強火で

鍋に卵がかぶる程度の水(分量外)を入れ、中〜強火にかけます。

お湯がグラグラと完全に沸騰したことを確認したら、火加減を中火(常にフツフツと沸騰を保てる火力)に落とし、すぐにタイマーをセットしましょう。

鍋でゆで卵

理想の固さを実現する「時間」と「黄身」の法則

なぜ同じ時間で茹でても理想の固さにならないのでしょうか? それは加熱のムラではなく、茹で上がった後も続く余熱による過剰な加熱が原因です。

特に半熟を目指す場合、火を止めた後も卵の内部では加熱が進行しており、この「望まない変化」によって、とろとろの黄身が硬い固ゆでに変わってしまうのです。

希望の黄身の固さになったら、すぐに冷水に浸すことで、余熱による加熱を防ぎ、理想の食感が完成します。

絶妙な半熟卵の秘密:凝固温度の法則

ゆで卵の固さを生み出す鍵は、黄身と白身が固まり始める温度のわずかな差にあります。この約 10℃の温度差と、加熱時間のコントロールこそが、外側の白身はしっかり固まり、内側の黄身はとろりとした状態を保つ「半熟卵」の秘訣です。

白身: 卵の温度が80℃に達すると、外側の白身が先に固まり始める

黄身: 約70℃から固まり始めるが、完全に固まるには時間が必要

短時間の加熱(約6〜8分)では、中心部まで熱が行き渡りきらず、完全に固まる手前のねっとり、とろとろの状態で留まります。

つまり、半熟卵は「白身は固まったが、黄身はまだ固まりきっていない」という絶妙なタイミングによって生まれる奇跡の食感なのです。

なぜ過剰加熱が失敗を招くのか?

白身が完全に固まった後も加熱を続けると、温度が安定しているため、黄身だけがどんどん固化を進行させます。その結果、望んでいたとろとろ半熟が失われ、硬い固ゆでになってしまうのです。

さらに過剰な加熱は、黄身の周りに緑色の変色(硫化鉄)が生じる原因にもなります。食べても問題はありませんが、見た目や風味が損なわれてしまいます。

黄身の理想の固さを守るためには、 12分以上の過度な加熱を避けること、そして茹で上がったらすぐに冷水で冷やすことが重要です。

完璧なゆで卵の仕上げは「冷水」にあり!

茹で時間が完璧でも、最後の処理を間違えると台無しになってしまいます。完璧なゆで卵を作るうえで、茹で上がりの「冷水処理」は、加熱時間と同じくらい重要です。

なぜ「冷水」に浸す必要があるのか?

ゆで卵を冷水に浸す目的は、主に以下の理由が挙げられます。

余熱による加熱の停止(オーバークック防止)

茹で上がった卵は、殻の中でまだ加熱が進んでいます。これをすぐに冷水に浸すことで、急速に冷却し、黄身の理想の固さをキープします。これにより「半熟のつもりが固ゆでになった」という失敗を防げます。

殻剥きを劇的に簡単にする

急激な温度変化(熱い→冷たい)により、卵の白身が収縮し、薄皮(内膜)と殻の間に隙間が生まれます。これが、殻がツルンときれいに剥ける最大の理由です。

殻がきれいに剥ける!冷水の時間とコツ

最低でも10分以上、完全に触って冷たいと感じるまで冷やしましょう。中途半端に冷やすと、殻が剥きにくくなります。

コツは、冷水の中で、卵全体を軽く叩いてヒビを入れることです。ヒビの入った状態で冷水に浸すと、水が中に入り込むため、さらに剥きやすくなります。

殻を剥くときは、卵の丸い方(穴を開けた方)から剥き始めると、薄皮と一緒にツルンと剥がれやすくなります。

キッチンタイマー

時短の裏技:ウォータースタンドの冷水活用

ゆで卵を冷やす温度は5℃〜8℃程度の冷水です。

急いでいる時や、氷がない場合でも、「ウォータースタンド」のようなウォーターサーバーの冷水(多くの機種で5℃〜8℃設定)を使えば、氷を用意する手間なくすぐに理想的な冷却を行うことができます。

ウォータースタンドは、浄水型ウォーターサーバーなので、野菜のアク抜きや麺をしめる際にも便利です。

ゆで卵に関するQ&A

Q1 茹でた卵の鮮度を見分ける方法は?

A: 生卵の鮮度は、水に沈めたときにわかります。新鮮な卵ほど沈み、古い卵ほど浮きやすい(または立ちやすい)傾向があります。これは、日数が経つにつれて卵内の水分が蒸発し、空気が入って浮力がつくためです。

Q2 ゆで卵を作るときふくらんでいる側に画鋲や安全ピンで穴をあけてから茹でると殻にヒビが入らず剥きやすいと聞きましたが本当ですか?

A:本当です。卵殻膜(卵殻の内側にある膜)と茹で上がった卵白との間に、水が入るため殻が剝きやすくなると考えられています。

【穴あけ器がない場合の注意点】

清潔な画鋲や安全ピンの先端を使います。卵の丸い鈍端(膨らんでいる側)を上にして安定させ、力を入れすぎずにごく小さな穴を優しく開けてください。

殻にヒビが入らないよう、殻を突き破る最小限の深さ(薄皮をわずかに破る程度)で留めるのがコツです。深すぎると茹でている最中に中身が流れ出す原因になります。

Q3 沸騰中にお湯が吹きこぼれるのを防ぐ方法は?

A:沸騰が始まったら、火力を「中火」など、常にフツフツと沸騰を保てる最低限の火力に落としましょう。また、差し水をするか、菜箸などを鍋のフチに挟んで蓋を少しずらすと、蒸気が逃げて吹きこぼれを防げます。

Q4 固ゆでにしたら、黄身の周りが「緑色の輪」になってしまいました。食べられますか?

A:はい、食べられます。これは過剰な加熱により発生する「硫化鉄」というもので、見た目や風味は落ちますが、健康に害はありません。これを防ぐには、茹で時間を10分程度に留め、茹で上がったらすぐに氷水で急速に冷却することが重要です。

Q5 茹でた後のゆで卵の保存期間の目安は?

A: ゆで卵は、生卵よりも日持ちしません。
殻付きのまま保存する場合: 冷蔵庫で3〜4日を目安に食べきりましょう。
殻を剥いてしまった場合: 衛生的に悪くなりやすいため、冷蔵庫で1〜2日以内に食べきってください。

まとめ:3つのコツとウォータースタンド活用でゆで卵作りがもっと楽しく!

この記事では、失敗しがちなゆで卵を完璧に作るための手順と、黄身の固さ別の正確な時間について解説しました。

以下の 3つの調理のコツを参考にして、さまざまな固さのゆで卵作りにチャレンジしてみてください。

失敗しないための 3つの調理のコツ

  • 卵は常温(約20℃)に戻し、鈍端に穴を開けてヒビ割れを防ぐ。
  • タイマーは沸騰した瞬間からセットし、黄身の理想の固さ(6~10分)に合わせる。
  • 茹で上がったら必ず10分以上冷水に浸し、殻を剥きやすくする。

上記のコツに加え、ウォータースタンドの冷水機能を活用することで、ゆで卵作りが楽になります。

浄水で茹でる:残留塩素などの不純物を気にせず、卵を茹でられる。

冷水で冷却:氷を用意する手間なく、ウォータースタンドの冷水で素早く冷却し、黄身の理想の固さを保つ。

ウォータースタンド 製品ラインナップpc ウォータースタンド 製品ラインナップsp

< 関連記事 >

給水型ウォーターサーバー ウォータースタンド ピュアライフ
ウォータースタンド資料請求

お電話でのお問合せ 0120- 032 おみず - 114 いいよ

新規お申込みのご相談、故障、アフターサービス、お支払い・契約内容の確認などご相談できます。

お申込み お申込み

各種製品のお申込みページです。

資料請求・お問合せ 資料請求・お問合せ

資料請求、サービスに関するお問合せフォームです。ご相談など、お気軽にお問合せください。