マイボトルを使うということ
水道直結ウォーターサーバー
ウォータースタンドのある暮らし
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日本では自動販売機の普及率が高く、飲み物が欲しいときにいつでも手軽に買えます。ペットボトルの飲み物は、手軽に買って飲めるので便利ですが、増え続けるプラスチックごみ問題が懸念されています。
ここではエコ活動のひとつとして、マイボトルを使うメリットやマイボトル活動に取り組む企業についてご紹介しています。
知っていますか?「海洋プラスチックごみ問題」
2020年度における日本の清涼飲料用ペットボトルの出荷本数は、※年間約217億本に上ります。プラスチック製のペットボトルや容器などが、適切な処分をされないことで河川から海に流れ着き、やがて海洋プラスチックごみになります。
※PETボトルリサイクル推進協議会「PETボトルリサイクル年次報告書2021」を参照
海洋プラスチックごみ問題とは、プラスチックごみが海洋汚染や生態系に及ぼす影響を問題視したものです。その海洋プラスチックごみの約8割は、私たちの生活から出たものです。
プラスチックは環境中で自然分解されるのに時間がかかり、ペットボトルは約400年もの期間海に漂い続けると言われてます。
微細なプラスチック(マイクロプラスチック)を海洋生物がエサと間違え誤飲をすると、プラスチックに付着する有害物質が体内に蓄積されていきます。
その結果、食物連鎖から私たちの体内にも蓄積しているのではないかと懸念されています。
マイボトルを使うと何が変わる?
『マイボトルを使うこと』は、私たちが手軽に実践できるリユース・リデュースの具体的な取り組みのひとつです。
携帯できるマイボトルは、飲みたい時にすぐ飲める手軽さが魅力です。夏場には「熱中症対策」の水分補給アイテムとしても、私たちの暮らしに定着しつつあります。
プラスチックごみの削減
その都度購入して捨てるペットボトル飲料から、お気に入りのマイボトルやマイタンブラーなど、繰り返し使えるボトルに切り替えるだけで、プラスチックごみの削減につながります。
ひとりひとりがサステナブルへの意識を持つことで、未来の環境を守ることができます。
飲み物代の節約でお財布にやさしい
毎日150円のペットボトルを1本買えば、1ヵ月で4,500円、年間54,000円の出費です。
今までペットボトルで飲んでいた飲み物から、自宅で入れた飲み物をマイボトルで持ち歩くだけでドリンク代の節約になります。
環境に貢献
マイボトルやタンブラーを使うことで、ペットボトルやプラスチック容器による廃棄物の削減や処理の際に発生するCO2が削減されます。
カフェなどでは、ボトルやタンブラー、マグカップを持参すると、割引価格で飲める店もあります。
どこでもカフェ
保温・保冷機能の高いステンレスボトルは、いつでも飲みたいときにちょうどいい温度の飲み物が飲めます。お気に入りのリーフティーやこだわりのコーヒーなど、好きなときにどんな場所でも。マイボトルに水を入れて持ち歩けば水分補給ができ、脱水症状の予防や健康効果が期待できます。
給水スポットの広がり
マイボトル普及に向け企業による給水スポットの設置が広がってきています。外出先でマイボトルに給水できる場所を検索できるアプリサービスなども増加しています。
- 象印マホービン株式会社 「ずっと、マイボトルと。」
- サーモス株式会社 「PLUS THERMOS」
- 株式会社良品計画 「水プロジェクト」
無印良品の一部店舗に給水機を設置し、「水ボトル」の給水サービスを開始。 - イケア・ジャパン株式会社
東京・原宿にオープンした店舗に、誰でも無料で利用可能なマイボトル用の給水スポットを設置
給水スタンド(給水スポット)の取り組み
- 参考
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- PETボトルリサイクル推進協会https://www.petbottle-rec.gr.jp/basic/what.html
- 環境省 「プラスチックスマート」http://plastics-smart.env.go.jp/
ウォータースタンドが取り組んでいること
- ウォータースタンドの環境貢献効果
- プラスチックボトルが不要なウォータースタンドは、誰もが使用できる水道水を活用する環境負荷の低いウォーターサーバーです。ウォータースタンドの普及とマイボトル文化の醸成に取り組み、ペットボトルゴミ削減と持続可能な社会の形成に貢献します。
- 産官学の連携
- ウォータースタンドを「給水スタンド(給水スポット)」として公共の場へ設置し、マイボトル活用を推進する自治体と協定を締結することでペットボトル削減に取り組んでいます。
また、環境問題・生態系などの研究者との交流を通した学術機関との連携や、環境課題について学んでいる学校へ訪問し、生徒さんとの意見交流会、出前授業などを実施しています。
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