浄水器の仕組みと効果を知って、毎日の水を安心でおいしく!
ウォータースタンドのある暮らし
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「浄水器の仕組みはどうなってるの?」「何が除去できるの?」と、導入を検討する際に性能を気にする人も多いのではないでしょうか?
ここでは浄水器の仕組みと効果、高性能な「浄水型ウォーターサーバー」についてご紹介しています。
浄水器の基本的な仕組みと除去方法
浄水器は、内部のフィルターによって水道水に含まれる不純物を減少または除去する装置です。
フィルターのろ材や総ろ過水量※によって、その除去能力は大きく異なります。
浄水器で主に使われるろ材は、「活性炭」と「ろ過膜」で、一般的には複数のろ材を組み合わせて使用することで高い浄水能力を発揮します。
※総ろ過水量とは、除去対象物質を一定の除去率(通常は80%)を保って除去できる水の総量(リットル)を示します。
この数値が大きいほど、フィルターやカートリッジが長持ちし、多くの水を浄水できることを意味します。
(例)「遊離残留塩素:総ろ過水量 1,500L、除去率80%」の表示では、80%以上の除去率で1,500リットルまで浄水可能。
活性炭による吸着(活性炭)除去
活性炭には、目に見えないほど微細な穴を持つ物質です。この穴に水中の不純物を吸着して取り除く能力があります。
形状は、粒状、粉状、繊維状およびブロック状など多様です。
主な除去対象は、残留塩素(カルキ臭の原因)、カビ臭(ジェオスミンなど)、トリハロメタンなどの有機化合物です。
ろ過膜(中空糸膜・RO膜)による除去
ろ過膜は、水中に含まれるごみや不純物を物理的に通さない「ふるい」のような役割を果たすフィルターです。
中空糸膜(ちゅうくうしまく)
特徴:非常に細いストロー状の繊維で、側面に開いた微細な孔(0.4~0.01ミクロン)で不純物をろ過します。
除去物質:活性炭などと組み合わせて使用されることが多く、濁りの原因物質や一般細菌など、幅広い除去物質に対応します。
RO膜(逆浸透膜)
特徴:中空糸膜よりもさらに目の細かい膜に圧力をかけて水を通過させ、水と不純物を分離します。
除去物質:水の分子以外のほぼすべての不純物(イオン化した物質やウイルスなど)を除去し、純水※を生成します。
※ウォータースタンドでは、「純水」「ピュアウォーター」は「RO水」と同じ水としています。

浄水器の主な効果とメリット
浄水器を導入することで、ご自宅の水道水をさらに質の高いものに変え、日々の「水生活」の快適さを向上させることができます。
浄水器がもたらす主な効果とメリットは以下の通りです。
カルキ臭(残留塩素)を除去
日本の水道水は安全のために塩素消毒されていますが、これが独特のカルキ臭の原因となります。
特に気温の高い季節や地域によっては、この臭いやカビ臭が強く感じられることがあります。
浄水器は、水道水の最大の不満点であるこれらの臭いを効果的に除去します。
水道水の安全性を高める
日本の水道水は安全性が確保されていますが、浄水場から各家庭の蛇口に届くまでの間に、配水管や給水管の劣化(鉄さびなど)が原因となり、水質に変化が生じる可能性があります。
浄水器は、これらの残留物や微細な不純物を除去し、水道水の安全性をさらに高める役割を果たしています。
飲料水コストを大幅に削減
日常的に飲む水をすべてミネラルウォーターの水を購入した場合と比較して、1リットルあたりのコストを大幅に抑えることができます。
環境への配慮とごみ捨ての負担を解消
浄水器を使うことで、ペットボトルごみなどのプラスチックごみの排出を大幅に減らすことができます。これは、環境負荷の低減に貢献するとともに、ごみ捨ての手間や負担を解消します。

浄水器の不満を解消した「浄水型ウォーターサーバー」
従来の浄水器(蛇口直結型やポット型)は手軽に導入できる反面、日常で水を使う際にはいくつかの「不便さ」がありました。
従来の浄水器の課題
機能性が限られる
冷水・温水機能がない。水を冷やすのに冷蔵庫のスペース、お湯を使う際にケトルで沸かす手間がかかります。
浄水量の限界
特に蛇口直結型は、カートリッジが小さい分、ろ過できる物質数や水量が少なくなります。
手間:小型の浄水器はカートリッジの寿命が短く、2〜3か月に一度の交換作業が手間となります。
コスト
本体価格は安いですが、長期的に見るとカートリッジ代のランニングコストがかさむ場合があります。
浄水型ウォーターサーバーの主なメリット
これらの課題を解決して、利便性を大幅に向上させたのが「浄水型ウォーターサーバー」です。
浄水型ウォーターサーバーは、水道直結または給水タンクへの水補充だけで、高品質な浄水をいつでも快適に使えます。
タイパ(タイムパフォーマンス)が大幅に向上
いつでも冷水・温水・常温水が使えるため、冷蔵庫で冷やしたり、ケトルでお湯を沸かしたりする手間がなくなり、タイパが大幅に向上します。
コストを気にせずたっぷり使える
宅配型ウォーターサーバーのように水ボトルを都度購入する必要がありません。月々の定額料金だけで、飲料水や料理においしい水がたっぷり使えます。
浄水型ウォーターサーバー「ウォータースタンド」5つの特長
「ウォータースタンド」は、水道水を使用する浄水型ウォーターサーバーです。
水道栓をサーバーに直結するか(水道直結型)、給水タンクに水道水を注ぐだけ(給水型)で、自宅でおいしい浄水が手軽に、必要な温度で使えます。
コスト不安の解消!使い放題の定額制
宅配型ウォーターサーバーと異なり、月々の定額料金のみで水が使い放題です。
飲料水はもちろん、料理にもたっぷり、気兼ねなく使えます。
重いボトル交換・注文の手間が一切不要
水道直結型なら自動で給水、給水型でもタンクに水道水を注ぐだけ。重たい水のボトルの受け取りや交換、注文の手間がありません。
用途に合わせた温度設定や出水量選択が可能
機種によっては、お茶やコーヒー、赤ちゃんのミルクなど、用途に合わせて温度設定ができるものもあります。
また、必要な量だけ出水できる機能(出水量選択機能)により、カップ麺やマイボトルへの給水も溢れさせる心配がなく快適です。
PFAS除去も可能な浄水フィルターで安心
ウォータースタンドは、PFAS(有機フッ素化合物)※を含む21項目の不純物を除去し、おいしい水が生成されます。
JIS規格で定められた有害物質を除去できるだけでなく、一般的な浄水器では取り除くことが難しい微細なウイルスや、通常の塩素消毒では死滅しない病原菌も除去可能です。
そのため、赤ちゃんやご高齢の方にも安心してご利用いただけます。
※有機フッ素化合物の総称で、環境中で分解されにくく蓄積性が高い物質。PFASのうちPFOSとPFOAはすでに使用や製造が国際的に規制。これらの物質は「永遠の化学物質」とも呼ばれ、水や土壌を汚染し、人体への長期的な影響が懸念されています。
JIS 17項目+JWPAS4項目
除去で安心
EVIDENCE
JIS17項目+JWPAS4項目除去で安心
JIS S 3201:2019 家庭用浄水器試験方法の対象物質17項目を除去。
JWPAS(浄水器協会による自主規格基準)の対象物質4項目も除去。
除去項目一覧 ※1
| JIS S 3201:2019に基づく除去対象物質 法定12項目 + 5項目 ※2 |
|---|
| 遊離残留塩素 |
| 総トリハロメタン |
| クロロホルム |
| 2-MIB (2-メチルイソボルネオール) |
| ブロモジクロロメタン |
| CAT (2-クロロ-4,6-ビスエチルアミノ-1,3,5-トリアジン) |
| ブロモホルム |
| 溶解性鉛 |
| トリクロロエチレン |
| ジブロモクロロメタン |
| テトラクロロエチレン |
| 濁度 |
| 陰イオン界面活性剤 |
| ジェオスミン |
| フェノール類 |
| 1,2-DCE(シス-1,2-ジクロロエチレン及びトランス-1,2-ジクロロエチレン) |
| ベンゼン |
| JWPAS B.210 浄水器協会自主規格基準に基づく 除去対象物質4項目 ※3 |
|
|---|---|
| アルミニウム(中性) | |
| 鉄(微粒子状) | |
| 四塩化炭素 | |
| 有機フッ素化合物(PFOS及びPFOA) | |
- ※1
- JIS S 3201:2019の試験方法で規定された除去物質(17物質)とJWPAS B.210(浄水器協会自主規格基準)で規定された除去対象物質(4物質)
- ※2
- JIS S 3201 ろ過能力試験による除去率80%の物質。
- ※3
- JWPAS B.210(浄水器協会自主規格基準)による除去率80%の物質。なお、アルミニウム(中性)と鉄(微粒子状)は除去性能試験の結果です。
| 除去項目一覧 ※1 |
|---|
| JIS S 3201:2019に基づく除去対象物質 法定12項目 + 5項目 ※2 | |
|---|---|
| 遊離残留塩素 | 総トリハロメタン |
| クロロホルム | 2-MIB (2-メチルイソボルネオール) |
| ブロモジクロロメタン | CAT (2-クロロ-4,6-ビスエチルアミノ-1,3,5-トリアジン) |
| ブロモホルム | 溶解性鉛 |
| トリクロロエチレン | ジブロモクロロメタン |
| テトラクロロエチレン | 濁度 |
| 陰イオン界面活性剤 | ジェオスミン |
| フェノール類 | 1,2-DCE(シス-1,2-ジクロロエチレン及びトランス-1,2-ジクロロエチレン) |
| ベンゼン |
| JWPAS B.210 浄水器協会自主規格基準に基づく除去対象物質 4項目 ※3 | |
|---|---|
| アルミニウム(中性) | 鉄(微粒子状) |
| 四塩化炭素 | 有機フッ素化合物(PFOS及びPFOA) |
- ※1
- JIS S 3201:2019の試験方法で規定された除去物質(17物質)とJWPAS B.210(浄水器協会自主規格基準)で規定された除去対象物質(4物質)
- ※2
- JIS S 3201 ろ過能力試験による除去率80%の物質。
- ※3
- JWPAS B.210(浄水器協会自主規格基準)による除去率80%の物質。なお、アルミニウム(中性)と鉄(微粒子状)は除去性能試験の結果です。
WQA(米国水質協会)のゴールドシールも取得
ウォータースタンドのフィルターシステムは、国際的な第三者認証機関であるNSFインターナショナルによって設けられた浄水基準であるNSF/ANSI 42.53(ROフィルタータイプはNSF/ANSI 58)をクリアし、WQA(米国水質協会)のゴールドシールを取得しています。
誰でも簡単!フィルター交換もラクラク
フィルター交換時期が近づくと、新しいフィルターが無料で届き(セルフメンテナンス機種)、フィルターを差し込むだけで簡単に交換が完了します。
専門的な知識は不要で、常に清潔なフィルターで最高の浄水性能を保てます。
専門スタッフがサーバー内部の清掃やメンテナンスを行う訪問メンテナンス機種もあります。
電気代0円!コンセント不要の常温水サーバー

浄水器を選ぶ際のチェックポイント
浄水器やウォーターサーバーを検討する際は、以下のポイントを含めて、ご自身の用途やライフスタイルに合ったものを選びましょう。
浄水能力(フィルターの性能)で選ぶ
最も重要なのが、フィルターがどれだけの不純物を取り除けるかという性能です。
除去項目数を確認する
製品を選ぶ際は、JIS(日本産業規格)や浄水器協会(JWPA)が定める除去対象物質に対応しているかどうかを確認しましょう。
「安心感」につながる物質への対応
特に近年問題視されているPFAS(有機フッ素化合物)など、水道法で定められた水質基準以外の物質への対応が強化されている製品もあります。対応項目が多い製品は、より広範囲の不純物に対する安心感につながります。
コストとフィルターの交換頻度で選ぶ
浄水器は本体価格だけでなく、維持費用も含めた総合的なコストを検討することが大切です。
- フィルターの交換頻度が少ない製品は、手間が減り、管理が楽になります。
- 月々の定額料金(浄水型ウォーターサーバーの場合)や、交換フィルターのコスト面を含めて、長期的な視点で総費用を比較検討しましょう。
その他のチェックポイント
- 機能面:冷水・温水・常温水など、日常で必要な機能が備わっているか確認しましょう。
- 衛生面:フィルター交換の手軽さや、メンテナンス体制を含め、日常で清潔に使い続けられるかを確認しましょう。
- 得られる水の種類:整水器では、浄水だけでなくアルカリイオン水や酸性水など用途に応じて異なる水が作れる製品もあります。
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