地震などの災害でのウォーターサーバーの転倒防止対策
ウォータースタンドのある暮らし
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ウォーターサーバーの転倒は、周囲の物や人に大きな被害を与える可能性があります。
ここでは、ウォータースタンドの耐震性能と転倒リスクを軽減するための対策についてご紹介します。
ウォータースタンドの耐震性能
一般的な宅配型ウォーターサーバーは、サーバー上部に水ボトルを乗せています。
そのため、地震などの揺れによって、中の水が大きく揺れ、転倒や水漏れのリスクが高まります。
一方、水道直結ウォーターサーバー ウォータースタンドは、コンプレッサーや水タンクがサーバー下部にあるので、重心が低く、安定した構造となっています。
起震車を用いたウォータースタンドの耐震実験では、対策なしの状態で、以下の結果が出ています。
・卓上型: 震度5強~6弱
・床置き型: 震度5強
機種名 | 対策なしでの強度 | 対策ありでの強度 |
---|---|---|
S3 | 震度6弱 | 震度7 |
ネオ | 震度6弱 | 震度7 |
ガーディアン | 震度5強 | 震度7 |
メイト | 震度6弱 | 震度7 |
ナノスタンド | 震度5強 | 震度7 |
ROスタンド | 震度5弱 | 震度6弱 |
※耐震実験の表記は、それぞれクリアした上限の震度です。
協力:プロセブン株式会社
水道直結ウォーターサーバーならウォータースタンド
ウォータースタンドは、サーバー内の高性能フィルターで水道水を浄水するため、カルキ臭や不純物を除去したおいしいお水か楽しめます。
ボトルの交換や水の購入がなく、ランニングコストを抑えられるウォーターサーバーです。
地震対策で安心!耐震グッズの活用
ウォータースタンドは、地震による転倒リスクを抑えたウォーターサーバーです。
しかし、万が一の備えとして、転倒防止対策は重要です。
耐震用のジェルマットは、ホームセンターなどでも販売しているので、比較的簡単に対策できます。
より安心してウォータースタンドをご利用いただくためには、ご要望に応じてジェルマットやストッパーをご案内しています。
おすすめ対策
耐震ジェルマットの使用
ウォーターサーバーの底面に貼り付けます。
滑り止め効果と振動吸収効果で転倒を防ぎます。
転倒防止ストッパーの使用
ウォーターサーバーの側面に設置する突起物で、動きを抑制する効果があります。
ラックを使用する際は、サーバーとラック台、ラックの脚と地面のそれぞれにストッパーを取り付けることで、地震などの揺れによる転倒リスクを軽減します。
転倒防止ワイヤーの取り付け
ウォーターサーバーの転倒防止のため、壁に固定します。
取り付けを希望される場合は、施工業者にご依頼ください。
※賃貸の場合は、壁に穴を開ける必要がありますので、事前に大家さんに許可を得てください。
ウォータースタンド 転倒防止のポイント
ウォータースタンドは便利ですが、適切な場所に設置しないと、地震や小さな揺れで転倒するリスクもあります。
転倒によるけがや水漏れを防ぐために、設置する際には以下の点に注意しましょう。
- ウォーターサーバーは、水平で安定した場所に設置する。
- 2つの家具と家具の間に設置すると、転倒防止になる。
- キャスター付きの専用ラックを使用する場合は、ストッパーをかけて固定する。
まとめ
ウォータースタンドは、転倒リスクを抑えた構造と転倒防止対策グッズを活用することで、安全に利用できます。
ウォーターサーバーを検討する場合は、設置場所にも注意し、地震などの災害にも備えましょう。
- 参考
-
- 東京消防庁「室内の地震対策」https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/hp-bousaika/kaguten/handbook/all.pdf
- 総務省消防庁「地震による家具の転倒を防ぐには」https://www.fdma.go.jp/publication/database/kagu/post1.html
- 東京都防災ホームページ「自宅での家具類の転倒・落下・移動防止対策」https://www.bousai.metro.tokyo.lg.jp/bousai/1000027/1005737.html
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