ウォーターサーバーのお湯 カップ麺にはもったいない?
水道直結ウォーターサーバー
ウォータースタンドのある暮らし
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お湯を注ぐだけで手軽に食べられるインスタント食品ですが、ウォーターサーバーのお湯をカップ麺に使うのはもったいないのでしょうか。
ここではウォーターサーバーでカップ麺をつくるメリットや、水道直結ウォータースタンドならではの、お湯の活用法についてご紹介しています。
ウォーターサーバーのお湯でカップ麺は作れる?
一般的なウォーターサーバーのお湯の温度は約80~90℃台なので、程よい熱さのカップ麺が作れます。
ウォータースタンドのお湯の温度は?
ウォータースタンドは、高機能な浄水フィルターで水道水をろ過し、冷水・温水・常温水をいつでも使えるようにした水道直結ウォーターサーバーです。
カップ麺などに使うお湯はメーカーでは熱湯を想定しているそうですが、ウォータースタンドのお湯の温度は80~90℃台です。
※ミルク作りに便利な3段階の温水温度が選択できる機種もあります。
高温にこだわりがなければ、90℃前後のお湯が出るウォータースタンドなら十分といえるのではないでしょうか。
熱湯を使いたい
熱湯で入れたいという場合は、ウォータースタンドのお湯を鍋に入れて火にかけます。
水から沸騰させるよりも時間がかからず手早く作れます。
熱湯が出るウォーターサーバーがないのは?
ウォーターサーバーは、タンクの劣化や節電のために適度な温水温度が設定されています。
再加熱機能のあるウォーターサーバーもありますが、100℃を保つお湯を維持するには、高温を保持し続ける必要があるので、それだけ電気代も高くなります。
ウォーターサーバーでカップ麺をつくるメリットとデメリット
疲れている日や小腹がすいたときに、カップ麺をはじめとした手軽に食べられるインスタント食品に欠かせないのがお湯です。
家族分のカップ麺を鍋や電気ポットで作ろうとすると、時間がかかったり途中でお湯が足りなくなったりすることも考えられますが、ウォーターサーバーならお水から沸かす手間もなく、レバーやタッチパネルを押すだけでお湯を注げばすぐに作れます。
食べたいときに熱いお湯が出てすぐ食べられるというのがウォーターサーバーの最大のメリットといえます。
一方、一般的な宅配水のウォーターサーバーの場合、お水を飲む以外の用途で使い過ぎてしまうと、知らず知らずのうちに水のコストがかかっていた、ということもあります。
お湯の使用を制限し、カップ麺や他の用途に使うのはもったいないという人にとってはデメリットと言えるかもしれません。
ウォータースタンドで楽しむインスタント食品
最近のインスタント食品は、具沢山でクオリティーの高いものが多く、リピートする人も多いようです。
このようなインスタント食品に欠かせないお湯はウォーターサーバーが便利です。
ウォータースタンドのお湯で、いろいろなインスタント食品を試してみてはいかがでしょうか。
即席味噌汁・粉末スープ
即席味噌汁や粉末スープは、常備しておけばランチタイムの一品や小腹が減ったとき、ウォータースタンドのお湯でさっと作れます。
フリーズドライ食品
フリーズドライ食品は、店頭で見かける手軽なものから本格的な料亭の味を再現したものまであるので、いろいろな味を食べ比べしてみるのもいいですね。
レトルト食品の湯せん
ウォータースタンドのお湯を鍋に入れてレトルトパウチを温めるのは、ガスや電気で水から温める工程と同じです。
ウォータースタンドのお湯なら温度が高いので、時短と同時に光熱費も抑えられます。
カップ焼きそばのお湯にも
シンクに流すカップ焼きそばの湯切りに使うお湯も、レトルトパウチの湯せんと同じで、もったいないと思うことなく使っていただけます。
また、カップ焼きそばの湯切りしたお湯は深みのあるまろやかなダシが出ると言われていることから、湯切りのお湯をマグカップに入れて調味したスープレシピもあるそうです。
いろいろな味で試してみるのもよいかもしれないですね。
インスタントコーヒー
コーヒーの粉をティースプーン1杯分の「水」でダマがなくなるまでよく練ってからウォータースタンドのお湯を注ぎます。
お水で練ってからお湯を注げば、粉っぽい味にならず、いつもとは違う香りと味が楽しめます。
インスタント食品にまつわる豆知識
災害時にもお水でカップ麺
水で作るカップ麺は、災害時など、お湯が沸かせない環境で役立つ調理法としてSNSで話題になりました。
通常カップ麺はお湯を注いで3分程ですが、電気もガスも使えない災害時には、水で45~60分経てば食べられるそうです。
※カップ焼きそばや袋麺も可能
優秀なフリーズドライ食品
フリーズドライ食品とは、食品を凍らせ真空凍結乾燥機と呼ばれる機械で、真空に近い状態にして乾燥させたものです。
食材本来の栄養素を損なうことなく、常温で長期保存できるのが特徴です。
インスタントラーメンは意外な食べ物をヒントに
インスタントラーメンを開発したのは日清創業者の安藤百福氏です。
長期保存のために麺を乾燥させなければならず、ある時、奥さまが夕食にてんぷらを揚げているのを見て、高温の油で麺を揚げ、麺に含まれる水分を蒸発させようと考えたそうです。
その製法は『瞬間油熱乾燥法』と呼ばれ、現在のインスタントラーメンでも使われています。
- 参考
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- 「インスタントラーメン図鑑」 一般社団法人日本即席食品工業協会 (著)一般社団法人日本即席食品工業協会
- 警視庁「インスタントめん」https://www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp/kurashi/saigai/yakudachi/food/instantnoodles/index.html
- 農林水産省「フリーズドライ食品」https://www.maff.go.jp/j/pr/aff/1909/spe2_02.html
- 日清食品グループ「安藤百福クロニクル」https://www.nissin.com/jp/about/chronicle/
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