沖縄でおすすめのウォーターサーバーは?
水道直結ウォーターサーバー
ウォータースタンドのある暮らし
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沖縄の水道水は、全国で最も硬度が高いのが特徴で、人によっては飲みにくいと感じることも多いようです。
ここでは、沖縄の水道水の特徴と沖縄でおすすめのウォーターサーバーについてご紹介しています。

沖縄の水道水について
沖縄の水道水の硬度が高い理由
沖縄本島の一部は、サンゴや貝殻などが堆積してできた多孔質の琉球石灰岩層から形成されているため、河川や地下水はカルシウム成分が多く、硬度が高い水となっています。
本島の中心地である那覇市の水道水は西原浄水場と北谷浄水場から送水されています。
西原浄水場の主な水源は北部のダムと北部山間地域の河川ですが、北谷浄水場は中北部のダムの水と河川や地下水を主な水源としているため、西原浄水場に比べると、カルシウム成分の多い硬水で、県全体の硬度の平均値を上げる要因にもなっているようです。
沖縄県企業局では、平成15年度に、北谷浄水場内に硬度低減化施設を導入し、さらに硬度の適正化に配慮した水運用を実施することにより、硬度の適正化配慮した水運用を行っております。

気になる塩素臭(カルキ臭)
沖縄の水道水はダムの場所によって残留塩素が多い傾向にあり、カルキ臭が強い場合があります。
安全な飲料水にするため、水道水は水道法により蛇口において0.1mg/L以上の遊離残留塩素が定められています。
人体に有害なものではありませんが、塩素臭(カルキ臭)があり、水道水が飲みにくいと感じる人もいるようです。

有機フッ素化合物の検出
北谷浄水場の水源である比謝川や嘉手納井戸群から、他水源よりも高濃度の有機フッ素化合物が検出され、浄水からも検出されている」との発表がありました。(2022年5月時点)
有機フッ素化合物は、撥水剤やフッ素樹脂の製造等で広く使用され、環境中で分解されにくく、蓄積性を有しています。
有機フッ素化合物は水道水質基準に目標値が設定されていて、北谷浄水場でも目標値「50ng/L(PFOSとPFOAの合計値)以下」を遵守した水質管理・浄水処理を実施しているので、発がん性等の毒性は報告されておらず、過剰に気にする必要はないと言われています。

沖縄の水の硬度と影響
硬度とは、軟水と硬水を分ける指標のことで、水1Lあたりのマグネシウムやカルシウムなどのミネラル含有量を数値化したものです。
WHO(世界保健機関)では、120mg/L未満のものを軟水、120mg/L以上のものを硬水と定めています。
沖縄の水道水の水質基準(300mg/L以下)は満たしており、安全上問題はありませんが、「飲みにくい」と感じてしまう人もいるようです。
東京都の硬度の平均:約60mg/L
沖縄県(北谷浄水場系)の硬度の年間平均 :約140~180mg/L

水の硬度が高いからといって人体に影響があるわけではありませんが、軟水に比べて硬水を使うとさまざまな影響があります。
- ミネラルが多い硬水は、味にクセがある
- 赤ちゃんや胃腸が弱い人はお腹を壊しやすくなる
- 石鹸の泡立ちが悪くなり、汚れが落ちにくい
- シャンプーした後の髪の毛がゴワゴワする
- お肌が乾燥してツッパリ感やヒリヒリした感じになる
- 肌トラブルがおこりやすい

沖縄ではウォーターサーバーか浄水器がおすすめ
沖縄の水道水のカルキ臭や水質などが気になるという方にはウォーターサーバーがおすすめです。
ウォーターサーバーには宅配型ウォーターサーバーと浄水型ウォーターサーバーの2種類がありますが、宅配型ウォーターサーバーを利用する場合は、沖縄が対応エリアでない場合や、お水の送料が高くなってしまうこともあるので注意が必要です。
宅配型ウォーターサーバー
宅配型ウォーターサーバーは水ボトルを設置するタイプです。
宅配水は定期的に自宅に届き、お水がなくなったら自分でボトルを交換します。
浄水型ウォーターサーバー
浄水型ウォーターサーバーは水道水をサーバー内のフィルターでろ過します。
水道直結と給水型の2つのタイプがあり、お水のボトルを必要としないため、残量を気にせず使えます。
浄水器
浄水器は、手軽につけられるのがメリットですが、沖縄の水道水は硬度が高い地域も多いため、カルシウムやマグネシウム成分が蛇口付近に付着しやすく、目詰まりがおきる可能性が高くなります。
高性能な浄水器を購入すれば、浄水効果は期待できますが、高価なものが多く、カートリッジ代や定期的なカートリッジ交換などが発生し、家庭で使うには不向きかもしれません。
沖縄で使いやすいウォーターサーバーならウォータースタンド
沖縄で便利なウォーターサーバーをお探しなら、浄水型のウォータースタンドがおすすめです。
ウォータースタンドは、水道水をサーバー内の高性能フィルターで浄水して冷水・温水・常温水が定額料金で使えるウォーターサーバーです。
妊娠中のママや赤ちゃんも安心して飲めるおいしいお水がいつでも利用できます。
ウォータースタンドは沖縄市、うるま市、那覇市などで対応しており、ウォーターサーバーの設置、初期設定までいたします。
ウォータースタンドのサービス対応エリアウォータースタンドでは水道直結型と給水型の2つのタイプのウォーターサーバーが選べます。
沖縄でウォーターサーバーをご検討中の方は、ぜひ比較してみてください。
ウォータースタンドの水道直結型
- 水道栓から分岐させて直接ウォーターサーバーにつなぐタイプ
- 卓上タイプや電気を使用しないなど、選べる機種が豊富
- 水を補充する手間がないので、お水切れの心配がない
ウォータースタンドの給水型
- 水道水を給水タンクに注いで浄水するタイプ
- 水道栓が必要ないため、電源があればどこにでも設置可能
- 給水タンクは、定期的なお手入れが必要

ウォーターサーバーでこまめな水分補給をしましょう
厚生労働省では、水道など身近にある水の大切さを認識し、こまめに水を飲む習慣を推進しています。
人の体の60%は水分です。少しの水分不足が大きな健康障害を引き起こす要因となります。
ウォーターサーバーで、毎日おいしいお水が飲めるようになれば、お水を飲む習慣が身に付き、ペットボトルや宅配水ウォーターサーバーのように、買い物や注文の手間、飲めば飲むほどお水代がかかってしまうといった問題もありません。
まとめ
- 沖縄は地域によっては硬度の高い水が多く、残留塩素も多い傾向があるため、人によって飲みづらさを感じる。
- 沖縄はメーカーによってサービス対応エリア外やお水ボトルの配送料が高くなる場合がある。
- 浄水型ウォーターサーバーは、サーバー内で水道水をろ過するため、お水のボトルの交換のわずらわしさがない。
- ウォーターサーバーを利用してお水がおいしく感じることで、毎日の水分補給の習慣が身に付きやすくなる。


- 参考
-
- 沖縄県HPhttps://www.pref.okinawa.jp/index.html
- 沖縄県企業局https://www.eb.pref.okinawa.jp/water/80/98
- 那覇市上下水道局「水の硬度について教えてください。」https://www.city.naha.okinawa.jp/water/pax/suishitsukanri/suishitsuqa.html#cmsq5
- 沖縄市「蛇口からでる水道水の水質(色、におい、味など)について」https://www.city.okinawa.okinawa.jp/k054/faq/2813/2845.html
- 厚生労働省「健康のため水を飲もう」推進運動https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/topics/bukyoku/kenkou/suido/nomou/index.html
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