水アレルギー(水じんましん)とは?
症状・受診の目安を解説
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執筆:ウォータースタンド
「水アレルギー」という言葉を聞いたことはありますか?
一般的に「水アレルギー」と呼ばれることがありますが、多くの場合、医学的には「水じんましん(Aquagenic Urticaria)」と呼ばれる、物理性蕁麻疹の一種を指します。水じんましんは非常にまれな疾患です。
この記事では、水アレルギー(水じんましん)の症状や受診の目安についてわかりやすく解説します。
この記事でわかること
- 水アレルギー(水じんましん)の特徴
- 水アレルギー(水じんましん)の主な症状
- 診断方法と受診の目安
水アレルギー(水じんましん)とは?
一般的に「水アレルギー」と呼ばれる症状の多くは、水じんましんなどを指すことがあります。
水が皮膚に触れた後にかゆみや発疹などが現れることがありますが、現在のところ、水そのものに対する一般的なアレルギー反応とは考えられていません。食物アレルギーや花粉症のように、特定のアレルゲンに対する免疫反応によって起こるものとは異なるとされています。
なお、水に触れたタイミングで蕁麻疹が出たとしても、水そのものが原因とは限りません。入浴剤や石けんの成分、汗、温度差(温熱・寒冷)、衣服の摩擦、接触皮膚炎など、別の原因が関係している可能性もあります。自己判断で原因を決めつけず、皮膚科を受診して原因を確認することが大切です。
水アレルギーの症状が出やすい場面
水じんましんは、水道水に限らず、汗や涙、雨など皮膚に触れた水分によって症状が現れることがあります。症状が現れる場面には個人差がありますが、次のようなケースが報告されています。
- 入浴
- シャワー
- 汗をかいたとき
- 雨に濡れたとき
- プールや海水浴
- 洗顔
- 涙が皮膚に触れたとき
水アレルギー(水じんましん)の主な症状
水じんましんは、水や汗などが皮膚に触れた後に症状が現れることが特徴です。
水アレルギーでみられる主な症状
水との接触後数分から数十分以内に、次のような症状が現れることがあります。
- かゆみ
- 赤い発疹
- 膨疹(ぼうしん)
- ヒリヒリ感
- 灼熱感
症状の程度には個人差がありますが、繰り返し症状が現れる場合は皮膚科やアレルギー科への相談を検討しましょう。
症状が出やすい部位
症状は水が触れた部位を中心に現れます。特に次のような部位に症状がみられることがあります。
- 首まわり
- 胸部
- 背中
- 腕
- 脚
水アレルギー(水じんましん)の原因は?
水じんましんは非常にまれな疾患であり、詳しい発症メカニズムはまだ明らかになっていません。
現在のところ、水が皮膚に触れた際に皮膚表面や体内で何らかの反応が起こり、ヒスタミンなどの物質が放出されることで症状が現れる可能性があると考えられています。(日本皮膚科学会のガイドライン等でも、物理性蕁麻疹の一種として扱われています)。
水アレルギー(水じんましん)はどう診断される?
水じんましんが疑われる場合は、皮膚科やアレルギー科で症状の経過や発症状況を確認します。
また、医療機関によっては、水を含ませた布などを一定時間皮膚に当てて反応を確認する「水負荷試験」が行われることがあります。
水負荷試験は、水との接触によって症状が再現されるかを確認するための検査です。気になる症状がある場合は早めに相談しましょう。
水アレルギー(水じんましん)が疑われるときの受診の目安
次のような場合は、皮膚科への相談を検討しましょう。
- 水に触れるたびに症状が現れる
- 症状を繰り返している
- かゆみや発疹が強い
- 日常生活に支障が出ている
- 症状の原因がわからず不安がある
次のような症状がある場合は、速やかに医療機関を受診してください。
- 息苦しい
- 声が出しにくい
- 喉の締め付け感がある
- 意識がぼんやりする
水アレルギーに関するよくある質問(FAQ)
水を飲んでも症状は出ますか?
水じんましんは、主に水が皮膚に触れることで症状が現れるとされています。
そのため、水を飲むことによって症状が現れるケースは一般的ではありません。
水道水とミネラルウォーターで違いはありますか?
水じんましんは、水道水・ミネラルウォーター・雨・汗・涙など、水分が皮膚に触れることで症状が現れることがあるとされています。そのため、一般的には水の種類によって症状が起こるかどうかが大きく変わるわけではないと考えられています。
子どもでも発症しますか?
水じんましんは非常にまれな疾患ですが、子どもを含め、さまざまな年代で発症する可能性があります。
ただし、子どもが入浴後や汗をかいた後にかゆみや発疹を繰り返す場合でも、原因は水じんましんだけとは限りません。
あせもや乾燥、接触皮膚炎など別の原因も考えられるため、自己判断せず、小児科や皮膚科で相談することが大切です。
まとめ
一般的に「水アレルギー」と呼ばれる症状の多くは、水じんましんを指すことがあります。水じんましんは、水が皮膚に触れた後にかゆみや発疹などが現れる非常にまれな疾患です。
繰り返し症状が現れる場合や原因がわからず不安な場合は、自己判断せず、皮膚科やアレルギー科へ相談しましょう。
今回は「水じんましん」について解説しました。花粉症やアレルギー性鼻炎にともなう口や喉の乾燥と水分補給について知りたい方は、あわせて「花粉症やアレルギー性鼻炎のときは水分補給が大切?喉の渇き対策と飲み方のポイント」も参考にしてください。
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