離乳食の基本 おかゆとだしのレシピ
水道直結ウォーターサーバー
ウォータースタンドのある暮らし
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赤ちゃんの離乳食は、生後5~6ヵ月ごろになると、ミルクや母乳で足りない栄養素を離乳食で補います。
ここでは離乳食の基本となるとおかゆとだし作り、離乳食とお水についてもご紹介しています。
離乳食作りに大切な水
離乳食は、赤ちゃんの月齢に合わせておかゆからスタートし、野菜、肉や魚などを煮る調理が加わります。
離乳食の基本となる消化吸収のよいおかゆ作りも、薄味が基本のだし作りにも必ずお水が使われます。
粉末のベビーフードやフリーズドライを使う場合にも、お湯が必要となります。
離乳食作りのお水は水道水でも安全上問題はありませんが、胃腸機能が未熟な赤ちゃんが口にすることを考えると、不純物やカルキ臭を取り除いたウォーターサーバーなら、ママも赤ちゃんも安心して使うことができます。
離乳食 おかゆのいろいろな作り方
おかゆは離乳食の基本となるメニューです。
離乳食スタートは消化吸収のよい10倍がゆからスタートし、赤ちゃんの様子をみながら最初は1日1さじからはじめて徐々に増やしていきましょう。
1週間くらいはおかゆの量を少しずつ増やしてみて、そのあとはいろいろな野菜を試し、慣れたらたんぱく質を含む食材も試していきましょう。
冷凍保存がおすすめ
製氷皿に1食分ずつ小分けして凍らせて冷凍保存袋に入れます。電子レンジや湯せんで解凍します。
※1週間くらいで食べきれる分量にしましょう。
ごはんから作る10倍がゆ
材料と作り方
材料 / 30g×7回分
- ごはん
- 1/2カップ
- 水
- 300ml
作り方
- 鍋に水とごはんを入れて軽くほぐして中火にかける。
- 煮立ったら弱火にし、ときどき混ぜながら約5分煮る、やわらかくなったら火をとめてふたをし、さらに5分蒸らす。
- 冷めたらなめらかになるまですりつぶす。
米から作る10倍がゆ
材料と作り方
材料 / 30g×7回分
- 米
- 大さじ2
- 水
- 300ml
作り方
- 鍋に米と水を入れて20分置き、浸水させる。
- 鍋を中火にかけて、煮立ったら約10分煮る。ときどきかきまぜてふきこぼれないように火加減に注意する。
- やわらかくなったら火を止めてふたをし、そのまま10分ほど蒸らす。冷めたらなめらかになるまですりつぶして完成。
《表》おかゆ水加減一覧表
10倍がゆ | 7倍がゆ | 5倍がゆ 全がゆ |
4倍がゆ かたがゆ |
軟飯 | |
---|---|---|---|---|---|
米から作る |
米:水 |
米:水 |
米:水 |
米:水 |
米:水 |
ごはんから作る |
ごはん:水 |
ごはん:水 |
ごはん:水 |
ごはん:水 |
ごはん:水 |
時期 |
5~6ヵ月⇒ 7~8ヵ月⇒9~10ヵ月⇒ 11~12ヵ月 | ||||
時期 | 5~6ヵ月⇒ 7~8ヵ月⇒ 9~10ヵ月⇒ 11~12ヵ月 |
離乳食 アレンジおかゆ
ほうれん草がゆ
材料・作り方
材料 / 1人分
- 10倍がゆ
- 大さじ2
- ゆでたほうれん草の葉先
- 少量
作り方
- おかゆをすりつぶす。
- ほうれん草もペースト状にすりつぶして①に混ぜる。
※ほうれん草はベビーフードを使用してもOK
※離乳食初期前半は10倍がゆ、後半は7倍がゆ
パンがゆ
材料と作り方
材料 / 1人分
- 食パン12枚切り
- 1/2枚
- ミルク
- 50ml
- 水
- 50ml
作り方
- 食パンは耳を取り除き、小さくちぎった食パンとミルクと水を鍋に入れて中火にかけて、トロトロになるまで5分ほど煮る。冷めたらなめらかになるまですりつぶす。
※小麦アレルギー予防のため、6ヵ月以降から
にんじんとブロッコリーのおかゆ
材料と作り方
材料 / 1人分
- おかゆ
- 大さじ2
- にんじん(すりおろし)
- 小さじ1
- ブロッコリーの穂先
- 小さじ1
- 水
- 1/3カップ
作り方
- 鍋に水と野菜を入れて中火で10分ほどやわらかくなるまで煮る
- ①とおかゆをすり鉢ですりつぶす。
かぼちゃのおかゆ
材料と作り方
材料 / 1人分
- おかゆ
- 大さじ2
- かぼちゃ
- 1切れ(15~20g)
作り方
- かぼちゃは電子レンジでやわらかく加熱し、黄色い部分を大さじ1程度すくいとる。
- おかゆに①をあわせてトロトロにすりつぶす。
こいのぼりおかゆ
材料と作り方
材料 / カップ2個分
- おかゆ
- 大さじ2
- にんじん
- 5g
- ほうれん草の葉先
- 8g
作り方
- にんじんはやわらかくゆでて、すり鉢でつぶす。ほうれん草はゆでて細かく刻み、すり鉢ですりつぶし飾り用にとっておく。
- おかゆをすりつぶし、飾り用に少しとってから半分に分け、それぞれ①のにんじん、ほうれん草を混ぜる。
- 器に②をこいのぼりの形に盛り、飾り用のおかゆとほうれん草で目と竿を描くようにのせる。
ハーフバースデーおかゆ
材料と作り方
材料 / 1人分
- 10倍がゆ
- 大さじ5程度
- 裏ごしかぼちゃ
- 5g
- 裏ごし小松菜
(ほうれん草) - 5g
- 裏ごしトマト
- 5g
作り方
- おかゆ大さじ1に裏ごしかぼちゃを混ぜ、裏ごし小松菜も同様におかゆと混ぜる。トッピング用にどちらも少量とり分けておく。
- おかゆはケーキのようにお皿に盛り付ける。下からおかゆ、かぼちゃがゆ、おかゆ、小松菜がゆ、おかゆの順で層になるように乗せていき濡らしたスプーンなどで形をととのえる。
- おかゆケーキの一番上にトッピング用の裏ごしかぼちゃを乗せて、小松菜がゆと裏ごしトマトはティースプーンに少し乗せ、お皿に落としてドット模様をつける。
- シリコンカップやゼリーカップでケーキの層を作って冷凍庫で冷やし固めると形がきれいに整いやすいです。食べるときはレンジで温めてからあげましょう。
離乳食 基本のだしの作り方
10倍粥や水からゆでた野菜の味に慣れてきたらいろいろな「だし」を使って離乳食のレパートリーを増やしましょう。
赤ちゃんの舌は繊細なので、薄味でもしっかりと食材の風味を感じることができます。
だしもまとめて作って冷凍保存
だしやスープをまとめて作ったら、冷ましてから製氷皿に8分目を目安に流し込み冷凍します。固まったらフリーザーバックや保存容器に移しておけば必要な分量をすぐ取り出すことができます少量使いに重宝し、おかゆや離乳食のベースに使えて便利です。
※1週間くらいで使いきれる分量にしましょう
育児にとっても便利!
ウォータースタンド
昆布だし
材料・作り方
作りやすい分量
- 昆布
- 10cm角
- 水
- 200ml
作り方
- 昆布の表面は綺麗な布で軽く拭き、長い場合は10cm角に切って容器に水と昆布を入れて冷蔵庫で一晩寝かせる。
- 寝かせる時間のないときは2~3時間したら火にかけて、鍋の内側にフツフツと泡が付きはじめたら取り出す。
かつおだし
材料と作り方
作りやすい分量
- かつお節
- 2g
- 水
- 200ml
作り方
- 耐熱ボウルにかつお節を入れ、熱湯を注ぎ入れて10分ほど置いたら茶こしです。
干ししいたけだし
材料と作り方
作りやすい分量
- 干ししいたけ
- 5~6枚
- 水
- しいたけがかぶるぐらいの水
作り方
- 容器に干ししいたけとしいたけと水を入れて半日水につけておく。
煮干しだし
材料と作り方
作りやすい分量
- 煮干し
- 10g
- 水
- 500ml
作り方
- 煮干しの頭とはらわたを取って、30分ほど水につける。
- 火にかけ弱火で10分煮込み、こし網でこす。
ささみだし
材料と作り方
作りやすい分量
- ささみ
- 1本
- キャベツ
- 15g
- 玉ねぎ
- 15g
- にんじん
- 15g
- 昆布
- 4cm
- 水
- 500ml
作り方
- 水、昆布、ささみ、野菜を鍋に入れ、弱火で60分ほど煮たら、こし網でこす。
野菜だし
材料と作り方
作りやすい分量
- キャベツ
- 40g
- たまねぎ
- 40g
- にんじん
- 40g
- 水
- 400ml
作り方
- 野菜をざく切りにしたら、水と一緒に鍋に入れ火にかける。
- 沸騰したら弱火にし、30分ほど煮たら網でこす。
野菜だしに向いている野菜は?
キャベツ・にんじん・大根・かぶなどクセがなく、煮崩れしにくい野菜がよい。
アクの強いほうれん草・春菊などは避けましょう。
- 参考
-
- 「やさしくわかる月齢別 離乳食のきほん事典」太田百合子 (監修)西東社
- 「はじめての離乳食」上田 玲子 (監修)主婦の友社
- 厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド」https://www.mhlw.go.jp/content/11908000/000496257.pdf
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