夏の水分補給に!水出し緑茶の効能と簡単レシピ
ウォータースタンドのある暮らし
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夏の水分補給におすすめの『水出し緑茶』をご存じですか?
緑茶を水出しすることで、お湯で入れるのとは違ってまろやかなうま味と、体への嬉しい効能が注目されています。
ここでは、水出し緑茶の効能とアレンジレシピをご紹介しています。

水出し緑茶の魅力と健康効果
水出し緑茶には、体への嬉しいさまざまな健康効果が期待されます。
免疫機能の活性化

夏は猛暑によって、睡眠不足や免疫力が下がり、ウイルスへの抵抗力が低下しがちです。
お茶に含まれるカテキンは4種類ですが、エピガロカテキン(EGC)を摂取すると、体内の免疫細胞が活発になります。
感染症の病気にかかりにくくなり、免疫機能の活性化や動脈硬化などにも効果があるという報告もあり、健康面でも注目されています。
お茶に含まれるカテキンは4種類
- エピガロカテキンガレート(EGCG)
- エピカテキンガレート(ECG)
- エピガロカテキン(EGC)
- エピカテキン(EC)
まろやかなうま味と渋味の少なさ

低温で水出しすることでカフェインなどの渋味が抑えられます。
テアニン(アミノ酸)が豊富に含まれているので、甘味やうま味が増します。
これにより、口当たりが良く、ごくごく飲めるまろやかな味わいが楽しめます。
一方高温で溶けやすい性質を持つカテキンやカフェインは60℃以上になると多く抽出され、渋味や苦味の強い味わいになります。
カフェインが少ない

低温で水出しすることで、カフェインの抽出量が抑えられます。
そのため、妊娠中の方やお子さまはもちろん、カフェインの覚醒作用を気にせず、夕方から夜に飲んでも問題なくお茶を楽しめます。
ビタミンCがアップ

緑茶の中で、ビタミンCが一番多く含まれるのは煎茶です。
緑茶に豊富に含まれるビタミンCは熱で壊れやすいのですが、水出しすることでビタミンCをしっかりと抽出することができます。
ビタミンCは、活性酸素を除去する抗酸化作用があるため、美容に気をつけている方にとっても最適な飲み物です。
簡単!水出し緑茶の作り方
水出し緑茶は、特別な道具も必要なく、ご家庭で手軽に作ることができます。

茶葉を使って本格抽出
作り方
作り方
- 500mlのポットに茶葉を約5g入れる。
- 水と氷を注いだら冷蔵庫で約1~2時間冷やす。

ゆっくり時間をかけて作る「氷出し茶」
作り方
作り方
- 急須や浅い器などにお茶の葉4gを入れる。
- 茶葉の上に氷60g程度をのせる。
- 氷が溶けだしてきたら完成。
氷でゆっくり抽出すると、うまみ成分「テアニン」だけが抽出され、とても濃い味の冷茶が作れます。
一気飲みするというよりは、お猪口などで少しずつ楽しみます。

ティーバッグで時短水出し
作り方
作り方
- 1リットルのガラスポットに水とティーバッグ2袋を入れる。
- ティーバッグを取り出してよく混ぜる。
- 冷蔵庫で1~2時間冷やす。
ティーバッグは茶葉の処理が必要なく、いつでも新鮮な状態でお茶を楽しめます。

マイボトルに
作り方
作り方
- 計量できるカップなどに、粉末のお茶(約6グラム)を入れる。
- 水を400ml~500ml注ぎいれます。
- スプーンでかき混ぜてから、マイボトルの容器に入れる。
お出かけ前に氷を入れておくと長時間冷たいお茶が楽しめます。
水出し茶のアレンジ

グリーンティーソーダ
材料・作り方
作り方
- 茶器に抹茶2gとぬるま湯大さじ1を入れて茶筅等で混ぜる。
- グラスに氷と①を入れて、ソーダ水を注ぐ。(お好みでガムシロップを入れても)
- レモンの輪切りを入れて完成。

フレーバーティー
材料・作り方
作り方
- 作っておいた水出し緑茶に、お好きなフルーツやハーブを入れる。
- 風味が出るまでしばらく待つ。
※画像はオレンジとミントの組み合わせ
ポイントは水の種類

水出し緑茶をおいしく簡単に作るには、使うお水にも気をつけたいですね。
お茶にはミネラル分の少ない「軟水」が最適です。軟水を使うことで緑茶のうま味、渋味、苦味をバランスよく味わうことができます。
日本の水道水は軟水なのでお茶を入れるのに使用しても問題はありませんが、消毒のためにカルキが含まれています。
一度煮沸して冷ましたものを使うことでカルキ臭が抜けますが、その都度お湯を沸かす手間があります。
水出し緑茶をよりおいしく!
ウォータースタンド
ウォータースタンドで、もっと手軽においしいお茶を

浄水型ウォーターサーバー「ウォータースタンド」は、水道水特有のカルキ臭や不純物を高性能浄水フィルターで除去します。
これにより、お茶本来の繊細な風味を最大限に引き出し、いつものお茶が格段においしくなります。
冷水だけでなく、設定温度の選択や常温水が出る機種もあるため、急須で淹れる温かいお茶から、手軽な水出し緑茶まで、お好みの温度で楽しめます。
特に、水出し緑茶は手軽に作れて健康効果も期待できるため、毎日の水分補給にもぴったりです。
使う「水」にこだわることで、普段とは一味違うお茶の豊かな味わいをぜひ体験してみてください。
- Q1.茶葉の選び方は?
- 茶葉の代表的な有効成分である「カテキン」が最も多いのは煎茶です。深蒸し茶がおすすめですが、お好きな風味のものを選ぶとよいでしょう。
- Q2.ペットボトルの緑茶でもいいの?
- ペットボトル入りの緑茶は手軽で便利ですが、お水で入れた緑茶に比べるとカテキン量がかなり少なくなります。
- Q3.どれくらい飲めばいい?
- 健康効果があるとしても摂りすぎはよくありません。食事時間に合わせて1日3杯程度からはじめてみましょう。
- Q4.作り置きはいつまで?
- お茶の成分が変性したり、雑菌が入ったりする危険性があるので、1日分をその都度作るようにしましょう。
- 参考
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- 農林水産省の「特集1 緑茶(4)」https://www.maff.go.jp/j/pr/aff/1704/spe1_04.html
- 山梨県厚生連健康管理センター 「知っていますか?緑茶のパワー」https://www.y-koseiren.jp/special/food_nutrition/3701
- 茶のまち静岡市「お茶の効能」https://www.ochanomachi-shizuokashi.jp/knowledge/efficacy/


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